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大人のフルート初心者が最初に選ぶメーカー、上達後に選ぶメーカーは

上級者向けフルートのイメージのアイキャッチ フルート

大人でも特に中高年からフルートを始める方は、どこのメーカーのフルートがいいか迷うでしょう。

教室や指導する先生が決まっていれば、先生にお願いをして選んでいただけます。

楽器店で対応する店員で、フルートに精通している方から説明を聞くのもよいでしょう。

全くの初心者なら、「初心者向けモデルで人気メーカー」を勧められるでしょう。

初めてのフルートで練習し、上達してから「買い替え」を意識する方は多いです。

実際はどうなのでしょうか?

この記事では、実際のデータやお話から聞けたことをもとに、フルートの選び方の変化などを紹介します。

最初はヤマハの初心者モデル、上達後はムラマツが圧倒的に多い

フルート

Xでアンケート機能を使って、「一番最初に購入したフルート」と「現在吹いているフルート」を回答いただきました。

意外な結果にびっくりするかもしれません。

メーカー名について明かしたくない方からはDMで教えていただいています。

一番最初に購入したフルートのメーカーはどこ?

では、一番最初に購入したフルートの結果です。

母体数は少ないけれど、ヤマハを選んだ方は多いです。

ヤマハの初心者向けモデルは4タイプありますが、YFL-212は非常に人気があります。

一部の方は、どのメーカーを買えばいいかわからなかったので、最初のフルートはAmazonで売られている格安(1〜2万円台)のフルートを買っています。
先生の指導で、ヤマハの初心者モデルに買い替えた方は多いです。

意外なのは、ムラマツフルートを購入している方が多いことです。

ムラマツフルートの初心者モデルは「EX(頭部管銀モデル)」が該当します。

ムラマツフルート独自のパッドや吹きやすさから、初心者向けであっても「ムラマツフルートがいい」とおすすめする先生はいます。

しかし、最初のフルートにヤマハを選ぶ方は多いです。

先生
先生

問題は価格面かな?

楽器店のお姉さん
楽器店のお姉さん

価格面もあるし、生徒さんの
希望もありますよね。

ある方の回答で「先生のおすすめで買ったけれど、結構高かった」と出ています。

EXモデルの値段は328,900円(2024年12月27日時点・Eメカニズム追加)で、初心者モデルとしては高いですね。

ムラマツフルートの初心者モデル「EX」は、頭部管・銀で、本体は洋銀製です。
全て洋銀のシリーズは出していません。

「長く愛用してほしい」と、初心者モデルでも妥協しないムラマツのこだわりはあります。

あなたが「どのぐらいフルートを続けられるか」でムラマツを最初のフルートに選ぶのもありですね。

上達してから買い替えた方が選んだフルートのメーカーは?

2代目のフルートと初代のフルート

ある程度フルートのテクニックがついてから

  • 予備でもう1本購入したい
  • 初心者モデルでは物足りないし、音の好みが変わった
  • 違うメーカーに変えたい(操作性などの問題から)

とフルートの買い替えを検討し購入する方はいます。

実際にXでアンケートをとった結果、ムラマツ>ヤマハ>パールという結果がでました。

ペン姉さん
ペン姉さん

私は初代のはヤマハだけど
今はパールだよ

楽器店のお姉さん
楽器店のお姉さん

ムラマツでグレードを
あげる方は多いかな

習い始めと上達後のフルートのメーカーが変わる理由とは?

習い始めから、ムラマツやサンキョウなどの初心者向けモデルを買う人は意外と多いです。

先生の助言からムラマツなどを選ぶ人は多いのですが、ヤマハは初心者に人気メーカーではあります。

私自身、現在のフルートを買い替えてからの初めての点検時に気になることがあり、楽器店のリペアさんに質問しました。

その際に、代表的なフルートメーカーやモデルごとの特徴をお聞きしました。

価格面や5年間保証つきとブランド面からヤマハは初心者モデルの王道

ヤマハについては、楽器メーカーとしての実績が長いところや、初心者にとって他メーカーと比較すれば低めです。

最近つけられた「5年間保証」は、初心者ならではの物損への保証は手厚いので「もしものために」とヤマハを選ばれる方はいます。

他メーカーの初心者モデルより、価格面が抑えられているので、指定して買われる方は多いと考えられます。

楽器店での在庫数や取り寄せが早くできるのも、人気のひとつでしょう。

ヤマハの初心者モデルでの弱点とは?

私はパールフルートの「ドルチェ」で気になって、購入した楽器店へ問い合わせをした際に、お世話になっているリペアマンにお話を聞きました。

パールフルートの「ドルチェ」は初級モデルなのですが、吹いている時に脚部のキーからペタペタと音がした時期がありました。

気になったので、リペアマンに連絡を取り異常なのかを聞いてみました。

タンポのアップ

ヤマハやパールフルートの普及価格帯(主に初心者モデル)については、タンポを楽器に合わせる際に、スチームをかけて圧縮します。

しかし、圧縮すると「わだち」ができて、演奏中に水分を含みだすと「ペタペタ音」が発生するとのお話でした。

ムラマツやサンキョウなどについては、キーに合わせたサイズのタンポを取り付けるので、ペタペタした音は鳴りにくいもしくはならないと言われています。

ペン姉さん
ペン姉さん

ご協力ありがとうございます

楽器店のお兄さん
楽器店のお兄さん

いえいえ、気になるでしょう

ペタペタ音の源は、寒暖差でできる「結露」で、冬場に寒い部屋で吹いていると管体内に水分が出ます。

夏場もですけれど、練習中に音が気になる時や30分起きにスワブを通して、クリーニングペーパーも使いタンポの水分をぬぐうのをお勧めします。

ちなみに、ヤマハやパールフルートの上位モデルとなると、ムラマツなどと一緒でタンポの取り付けはタンポのサイズに合わせて取り付けます。
圧縮は行いません。

ムラマツフルートの人気の秘密とは?細部までのこだわり!

プロの方やアマチュアの方からも人気があるのが、ムラマツフルートの中でも「DS」モデルです。

総銀モデルなのですが、フルートを吹いている方なら「一度は吹いてみたい」と憧れるモデルです。

初心者モデルの「EX」の人気も高く、先生からの勧めで購入される方は多く、ランクアップする場合もムラマツに決めている方は多いです。

なぜ、ムラマツフルートが習いたてでも上達後にも人気があるのでしょうか?

考える女性

理由としては、

  • 初心者向けモデルでもほぼハンドメイド
  • タンポや部品へのこだわり(フルートメーカー独自のこだわり)
  • 好みにもよるが、他のメーカーにはない独特の響き方

です。

個人の好みはあるけれど、一度虜になると忘れられないとも言われるメーカーです。

ムラマツフルートの人気の反対にちょっと困る点はあります

ムラマツフルートは人気があるメーカーですが、少々困る点はあります。

試奏は可能ですが、常に楽器店が在庫を持っているわけではなく、メーカーでどのぐらい在庫があるかの問題があります。

あらゆるモデルが職人によるハンドメイドなので、生産数に限りがあります。

ペン姉さん
ペン姉さん

ムラマツフルートさんの
リペアマンは「職人」というぐらいだよ

すぐに手に入れたいと思っていても、偶然希望のモデルがメーカーで持っていればいいけれど、しばらく待たなければいけないケースはあります。

価格帯も意外と高く、修理や部品交換となると専用部品でしか対応できません。

楽器店でのリペアは難しく、基本としてはメーカー直営店への持ち込みになります。

ムラマツフルートを買おうか迷った場合は、気になることはどんどん聞いて、納得してから購入の有無を決めましょう。

まとめとして

フルート

フルートは意外と安いのかなと思えば、意外と高額な楽器です。

こだわればこだわるほど、高くなります。

メーカーごとにくせやこだわりはあり、大人の初心者がフルートを買う時は、金銭面で気になる点はあるでしょう。

先生や楽器店の助言は重要ですが、決定権はこの記事を読んだ「あなた」にあります。

今回はアンケートに基づいて、ヤマハとムラマツの違いを紹介しました。

他にも、気になるメーカーやモデルは出てくるでしょう。

困った時は先生や楽器店の方に相談し、試奏をしたり質問をして納得のいく「自分の楽器」を長く愛してあげてください。

ちなみに、フルートは大事にリペアなどをしていれば、初心者モデルでも20年は持つと言われています。

現在、私が最初に買ったフルートは20年前のもの。

まだまだ現役ですよ!

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